トレーニング前に必読!科学的に正しいウォーミングアップで怪我予防&パフォーマンスUPを実現する方法【保存版】

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Trainingを始める前に、、、


「とりあえず腕回しからスタート」
「昔の体育みたいにアキレス腱をじーっと伸ばす」
「時間がないから、いきなりベンチプレス!」

そんな“なんとなく”のウォームアップ、トレーニング効果を下げ、怪我のリスクを高める原因になっているかもしれません。ウォーミングアップは「ただ体を温める」だけのものではなく、筋出力・柔軟性・神経系の反応を引き出す科学的な手順です。この記事では、最新の研究やアスリート指導現場でも採用されている「RAMP式ウォームアップ」を、エビデンスと共に解説します


🔥 なぜウォーミングアップが必要?科学的に裏付けられた3つの理由

1. 筋温・体温の上昇でパフォーマンスUP

  • 筋温が1℃上がるごとに、筋収縮速度は最大で13%向上すると報告されています
    (Shellock & Prentice, 1985)
  • さらに、柔軟性の向上や筋腱複合体の伸展性の改善にも関係すると言われてます

2. 神経系の活性化で動きの精度を高める

  • 動作前に脳と筋肉の連携を高める「神経準備(neural priming)」が重要
  • 動的ウォームアップを行うことで、ジャンプ力・スプリント・敏捷性が向上することが実証されています
    (Behm & Chaouachi, 2011)

3. 関節可動域を広げてケガを予防

  • 関節内の「滑液」分泌が促進され、可動域と関節安定性が向上
  • これにより正しいフォームが取りやすくなり、関節負荷の偏りを防げる

❌ 静的ストレッチはウォームアップにNG。その理由

静的ストレッチ(静止してじっくり伸ばすストレッチ)は、筋出力を一時的に低下させることが数多くの研究で示されています。

✅ 静的ストレッチによる筋力・パワーの低下:
「静的ストレッチはパフォーマンスにネガティブな影響を与える可能性がある」
(Simic et al., Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports, 2013)

静的ストレッチはクールダウンには最適ですが、トレーニング前には不適切です。
*ただ動き出すとその効果は元に戻るともいわれているので、絶対ダメというわけではありませんので、ご自身の身体の感覚(気持ちいいと感じたり)を大切にしてお欲しいです。


✅ 科学的に効果が証明された「RAMP」ウォームアップ法

今、世界中のアスリートが導入しているのが「RAMP(ランプ)」。
段階的に身体を「動けるモード」へと導きます。

項目内容・目的
R: Raise心拍数・体温・血流を高める(例:ジョギング)
A: Activate主要筋肉群を刺激し、活動状態へ
M: Mobilize関節可動域を広げ、動きやすくする
P: Potentiate本番動作に近い刺激で神経系を最終調整

🔬 RAMPウォームアップは「運動前の身体能力を最大化し、怪我の予防にも有効」であると、英国のStrength and Conditioning指導者協会(UKSCA)やNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)も推奨しています。


🏃‍♂️ 実践例:RAMPウォームアップメニュー(10〜15分)

【1】Raise(5分)

  • 軽いジョギング
  • サイクリング
  • ジャンピングジャック

【2】Activate & Mobilize(5分)

下半身向け:

  • レッグスイング(前後・左右)
  • スパイダーマン・ストレッチ
  • キャット&カウ

上半身向け:

  • アームサークル
  • ウォールスライド
  • 胸椎ツイスト

💡ウォームアップに差が出る!プロが使う「チューブ活性化」

  • ミニバンド(ゴムバンド)を使った筋肉の活性化は、神経刺激を強め、パフォーマンスを向上させます
    (Andersen et al., 2016)

特に中臀筋は日常で使われにくく、クラブウォークやヒップスラストで意図的に目覚めさせることが効果的です。

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【3】Potentiate(5分)

例:ウエイトトレーニングから開始する!

  • スクワット:自重で10〜15回
  • ベンチプレス:バーのみでフォーム確認

この「Potentiate」フェーズが神経系の仕上げ。急激な負荷を避け、フォームの安定を確保できます。


✅まとめ|ウォーミングアップは“伸びしろ”を引き出す鍵

  • トレーニング前の静的ストレッチはNG(科学的にパフォーマンス低下が確認済 *色々な解釈あり)
  • RAMPメソッドで段階的に神経・筋肉・関節を準備
  • ウォームアップの質が、怪我予防とパフォーマンス向上に直結
  • Trainingチューブやトレーニングバンドをうまく活用して効果的に!
  • 夏場は日陰で短めに!冬場は温かい場所で長めにゆっくり!

🔚 参考文献(抜粋)

  • Shellock & Prentice (1985). Warm-up and stretching for improved physical performance and prevention of sports-related injuries.
  • Behm & Chaouachi (2011). A review of the acute effects of static and dynamic stretching on performance.
  • Simic et al. (2013). Does pre-exercise static stretching inhibit maximal muscular performance?
  • Andersen et al. (2016). Neuromuscular activation with elastic resistance vs. conventional resistance.

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この記事を書いた人

現役スポーツトレーナー(トレーナー歴20年)がカラダに関するお役立ち情報を発信!プロ選手〜ジュニアまで指導!
トレーニングからスポーツに関するライフハックまでみなさんにお届けします!

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